毎年総務省から発表される家計調査の餃子購入額ランキング。
みなさんも餃子の支出額ランキングについて「○○市が1位になりました!」「○○市が何年ぶりに首位に返り咲きしました!」といった情報を見聞きしたことがあると思います。
この餃子の支出額ランキングは、どのように作られているのか、詳しくしらべまとめてみました。
歴代 餃子年間支出金額ランキング
総務省統計局が実施する家計調査によると、過去の餃子の地域別年間支出金額ランキングは以下の通りです。2025年2月7日に発表された、2024年度の最新のデータまで一覧にしました。
政府統計の総合窓口「e-Stat」から集計データを確認し表にしたものです。
近年では、宇都宮市、浜松市、宮崎市の3市が常にトップ争いをしている状況です。
1位 | 2位 | 3位 | |
2024年 | 浜松市(4,066円) | 宮崎市(3,517円) | 宇都宮市(2,801円) |
2023年 | 浜松市(4,041円) | 宮崎市(3,498円) | 宇都宮市(3,199円) |
2022年 | 宮崎市(4,053円) | 宇都宮市(3,763円) | 浜松市(3,434円) |
2021年 | 宮崎市(4,184円) | 浜松市(3,728円) | 宇都宮市(3,129円) |
2020年 | 浜松市(3,765円) | 宇都宮市(3,694円) | 宮崎市(3,669円) |
2019年 | 宇都宮市(3,358円) | 浜松市(3,504円) | 京都市(2,787円) |
2018年 | 浜松市(3,501円) | 宇都宮市(3,241円) | 宮崎市(3,106円) |
2017年 | 宇都宮市(4,259円) | 浜松市(3,580円) | 堺市(3,092円) |
2016年 | 浜松市(4,819円) | 宇都宮市(4,650円) | 宮崎市(2,895円) |
2015年 | 浜松市(4,646円) | 宇都宮市(3,981円) | 宮崎市(2,711円) |
2014年 | 浜松市(4,361円) | 宇都宮市(4,190円) | 京都市(2,780円) |
2013年 | 宇都宮市(4,921円) | 浜松市(4,155円) | 京都市(2,875円) |
2012年 | 浜松市(4,669円) | 宇都宮市(4,364円) | 京都市(3,167円) |
2011年 | 浜松市(4,313円) | 宇都宮市(3,737円) | 京都市(3,028円) |
2010年 | 宇都宮市(6,133円) | 浜松市(4,754円) | 京都市(3,067円) |
2009年 | 宇都宮市(4,187円) | 浜松市(4,137円) | 鹿児島市(2,764円) |
2008年 | 宇都宮市(4,706円) | 浜松市(3,665円) | 鹿児島市(2,604円) |
2007年 | 宇都宮市(5,381円) | 京都市(2,850円) | 前橋市(2,844円) |
どんな内容で順位付けされてるの?
この順位は金額ベースで発表されていますが、具体的にはどのような金額が集計されランキングとなっているかというと、スーパーで売られているお惣菜の餃子と冷蔵の餃子、お持ち帰り専門の餃子店で売られている餃子が対象となります。
また、先に述べたように二人以上の世帯を対象としています。
つまり、スーパーで購入したとしても冷凍餃子の場合は対象となりません。
飲食店にて食べられた餃子も対象となりません。
単身世帯の方が購入された場合も対象となりません。
これは重要なポイントです。
家計調査の方法は?
総務省統計局が実施する家計調査は、二人以上の世帯を対象に、食品や日用品の支出・消費量を記録するものです。調査方法は以下の通りです。
- 対象世帯: 全国から無作為に抽出された約9,000世帯
- 調査期間: 毎月実施(年間を通じて継続的にデータ収集)
- 記録内容: 食品、衣料、住居、交通・通信、教育、娯楽などの支出項目
餃子の購入金額ランキングは、この調査の中から品目「調理食品>他の調理食品>ぎょうざ」を集計したものです。
家計調査結果の発表時期
総務省の家計調査による餃子の購入金額ランキングは、毎年2月上旬に発表されます。
詳細な公表予定は、政府統計の総合窓口「e-Stat」の「公表予定一覧」からも確認できます。
2024年の家計調査結果は、2025年2月7日(金曜日)に発表されました。
まとめ
今回の記事で記したように、総務省の家計調査による餃子の購入金額ランキングの調査データは、あくまで「家庭での支出」を基にした統計であるため、外食産業や通販市場の影響を含めた、より広範な餃子市場の動向を知りたい場合は、別の統計データや業界レポートを参考にするのも良いでしょう。
ですが、餃子は全国各地で愛される国民食の一つであることは間違いありません。
ランキングを見て「今年はこの街の餃子を食べに行ってみよう!」といった楽しみ方もできます。
自分好みの餃子を見つけるヒントとして、ぜひ家計調査のデータも活用してみてください。
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